獣医療研究を通じて、
人と動物とのより良い関係を築く。
獣医療の研究を通じて、人と動物のより良い関係を築く。
イノベーティブな獣医療研究を推進し成果を公表することで、
社会に還元、人と動物との幸せな関係を保つ。
NEWS
MEMBER
中山 裕之 Hiroyuki Nakayama
動物医療センター獣医療研究所長、学術役員
東京大学名誉教授(獣医病理学)
獣医師/農学博士東京大学農学部畜産獣医学科卒業、同大学院修士課程修了、同大学院博士号取得。
東京大学助手、アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、東京大学助教授、東京大学大学院農学生命科学研究科教授・附属動物医療センター長、日本獣医学会理事長を経て、動物医療センター獣医療研究所を開設。
著書:「獣医学を学ぶ君たちへ 人と動物の健康を守る」など佐々木 伸雄 Nobuo Sasaki
動物医療センター獣医療研究所 臨床長、学術役員
東京大学名誉教授(獣医外科学)
獣医師/農学博士東京大学農学部畜産獣医学科卒業、同大学院博士課程修了。
東京大学助手、東京大学助教授、東京大学大学院農学生命科学研究科教授・附属動物医療センター長、コーネル大学(米国)客員教授、日本獣医学会理事長、アジア獣医外科学会会長、獣医事審議会会長、動物看護師統一認定機構長を経て、動物医療センター獣医療研究所を開設。
著書:「獣医臨床麻酔学」「獣医外科手術」など
FOCUS THEME
獣医療研究の推進と成果の発信
犬や猫、エキゾチック動物などの伴侶動物(ペット)に関する獣医療は近年急速に進展しています。その中には人と共通する疾患も多く、共通の病態が明らかにされつつあり、その情報は人の疾患の研究に役立つものと考えられます。たとえば、住環境中の有害物質による影響が、飼い主より先に動物に現れることがあるかもしれません。また、人と動物の共通感染症についても、動物と飼い主に病気が起こった場合、その経過について関連を調べることで貴重な情報が得られます。動物の症例情報の解析とその成果の発信は、獣医学だけではなく、人の医学の進展にも大いに役立つのです。動物医療センターPeco などの関連動物病院に集積されている動物疾患の症例情報を解析し、その成果の重要性を学術集会での発表や論文の作成を通じて社会に発信します。
臨床検査データの解析による動物疾患の予後判定システムの開発
臨床検査データと疾患の予後との関係については、多くの先行研究があるにも関わらず未だ判断に苦慮することが多い状況です。動物医療センターPeco をはじめ関連動物病院に導入した独自の電子カルテシステムのデータベースに集積した臨床データについて時系列的に解析し、動物疾患の予後判定システムの構築を目指します。
獣医療情報の発信
インターネットの普及により、獣医療に関するweb site に瞬時にアクセスし、膨大な量の情報を得ることができます。しかし、これらの多くは二次・三次の情報で、孫引きを重ねたためその内容が原典から程遠くなったものや、科学的正確性の検証が行われないまま、ネット上に拡散したものが多く、真偽の判断が困難になっています。獣医療に関する情報を集めるに際し、国内外の信頼できる科学文献を精査し、わかりやすく解説した上で発信します。
獣医療研究の支援
日々の臨床業務で得られた様々な成果をまとめ公表することも獣医師の社会的責務のひとつであると考えています。しかしながら、臨床獣医師は常に多忙であり、とくに学術的なデータ解析に不慣れな場合、こうした獣医療成果のまとめと公表は重荷以外の何ものでもありません。せっかくの有益な成果が発信されることなく埋もれてしまうのは見るに堪えません。これまでに培った獣医療研究への支援と成果の発信に関するノウハウを活用し、臨床獣医師の皆さんの学術研究を支援します。
ラボ
- 施設名
- 動物医療センターPeco 獣医療研究所
- 所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目-60-7
動物医療センターPeco- 問い合わせ
- hiroyuki.nakayama@lab.vision-vg.com